本日は、雑誌の電話取材あり。今売り出し中のフリーランスライター「若林亜紀」さんによる「ゆとり教育の弊害」についての取材だ。正直に言おう。
彼女は、
実は小生の〈 まさかっ……… 〉、
小生のかくれた〈 えっ! 〉
自衛官仲間である。〈 なぬっ?! 〉
「 あ、あんたが自衛隊? !」
という諸君。何を隠そう、小生、 民間採用の予備自衛官なのだ 。3年前に国の制度が変わり、自衛隊経験者でなくとも、試験に受かれば、任官できるようになったため、試験を受けたところ、合格したというわけ。
昨年までは、予備自「補」・技能職(医者や IT 技術者、英語・中国語などの語学エキスパートからなる)として任官し、今年の春の訓練で、「補」がとれて、正式の「予備自衛官」になった次第。
ちなみに、ことわっておくが、小生、
決して右翼でも、軍事マニアでも、コンバットゲームマニアでも、コスプレファンでも、何でもない 。
どちらかというと、中道で、穏健派である(かな?)。
仕事も順調、子供も手がかからなくなった、四十代半ば過ぎ、幸せの中に曖昧模糊とした空疎さを感じ(いかにも、国語の先生的表現だね)、こ れからの人生、仕事以外で何か打込めるものはないか と考えこむ小生がいた。
社会のために役立ち、かつ、困っている人を助け、喜びを感じられる活動がないものか(善人ぶっているんじゃないよ)。
生きていることを確かに実感し、かつ、社会を守っているという誇りをいだける活動とは如何。
そんなおり、ニュースで自衛隊の災害救助活動(新潟地震だったかな)を見て、国を守り社会に貢献していることをもっとも実感できる職場にいる彼らを「いいなあ」とちょっぴりうらやましく思っていたわけだ。
が、ある日、自衛隊経験者以外からも予備自衛官を公募する「予備自衛官補」制度というものがあることを知った。
その日は、興奮のあまり、小生不覚にも久方ぶりで 鼻血 を出してしまった。
現在の仕事を続けられて、かつ、国や地域、国民のために役立つ活動ができる。
しかも、技能職(中国語)だと、そのうち自分の中国語も生かせる(加えて、 出世も早い ←ここが小生の俗人たる所以)というわけで、応募、受験、合格した次第である。
いやあ、だけど二月の訓練は、志願した道とはいえ、この歳では、大変じゃった(しみじみモード)。
半月の間、
朝 6時に起床ラッパで起床、すぐ廊下に並んで点呼、
その後、毛布4枚と布団をバームクーヘンのようにきれいに畳んで(畳み方に日本の様式美があるのだ)、続けて掃除(特に便所はきれいに)、
終わると隊舎前に集合、食堂まで 縦列行進 、早飯( 8分くらいですます )の後、居室で作業服にビシッとアイロンかけ、
8時から課業開始で、間稽古(つまり、補講)や夕食(早飯)や風呂( やはり、行進していく! )もいれ、
終了は夜の 9時半、10時の点呼の後、10時半まで終了試験勉強、10時半消灯(だけれど、11時半まで消灯をのばしてもらったりして、試験勉強)
という、きわめて健康な生活を送ったせいか、 5キロ痩せた 。
ダイエットにも実にいい。うん。
敬礼も様になっている?!
ところで、小生、訓練前は自衛官の人たちに警察官的なこわいイメージをもっていたんだが、 事実は 全く逆だった。そりゃあ訓練中は厳しいが、素顔はきわめて穏やかで、社会に通用するマナーを備えた、誠実な人たちだった。一匹狼的職業である予備校講師としては、組織として、人間教育の場として、学ぶものがホントに多かった。いい友達(戦友というのかな?)もできた(だけどメシは、あまりうまくなかった)。
ちなみに、 射撃検定と体力検定は、並の成績だったけど、修了試験はバッチリで、 ちょっと自慢してしまうと、 「自衛隊の使命を自覚し終始訓練服務に精励し、その成績は極めて優秀で、他の模範である」(そのまま引用)ということで、訓練終了式典では、(えへん!) 第 117教育大隊長表彰を受けるという栄誉に輝いた小生であった 。
最後の謝恩会、酒癖の悪い人も下ネタ好きの人もいたけど、みんな底抜けに明るくて楽しい人たちだったなあ。

(自分-前列真ん中の左ベージュジャケットの眼鏡-の横に座っているのは、第一教育団長、つまり、世の中の自衛官を教育する立場の最高責任者。小生の横にしゃがんでいるのは、群馬県の大病院の院長で、小生の同期)
げっ、いつの間にか若林亜紀さんの取材の話、すっかり忘れてた。というわけで、「ゆとり教育」の話は次の機会にゆずることにしよう。
追記 :次の訓練は夏。ただし五日間だけ。 生きて帰ってくるぞ〜(そんなとこじゃないって!)。